パルテノン多摩 特別展「多摩市の生きもの大集合!」に企画制作協力しました

パルテノン多摩前に掲げられた特別展の案内

2025年6月21日(土)から7月29日(火)まで、パルテノン多摩2階オープンスタジオで開かれた特別展「多摩市の生きもの大集合!~市民が調べた多摩市の生物多様性~」に、当センターは企画制作協力として参加しました。

この特別展は、多摩市生きもの調査隊が市民の手で集めてきた観察記録をもとに、多摩市の生物多様性の今を紹介するものです。パルテノン多摩の学芸員と一緒に、展示の構成づくりからパネルの原稿、展示物の制作、会期中の関連イベントまでを担当しました。

展示の構成

展示は4つの章で構成しました。

  • 第1章 生物多様性を感じてみよう
  • 第2章 調査から見えてきた多摩市の環境
  • 第3章 調査で分かった多摩市の生物多様性の今(絶滅危惧種、ホットスポット、外来種、気候変動)/都民が明らかにした東京都の生物多様性
  • 第4章 未来へ伝えたい生物多様性

調査結果の集計や全観察地点の地図、種ごとの分布図を提供したほか、「河原の生きもの」「川の中の生きもの」「水田の生きもの」など、環境ごとの生きものを紹介する大型パネルの原稿を担当しました。

来場者が観察した生きものを貼り出すコーナー
来場者が参加できるコーナーも設けました

約1,900種が並ぶ「生きものタペストリー」

会場入口では、調査隊が記録した生きものの写真を一面に並べた、縦1.5m×横2mの「生きものタペストリー」4枚が来場者を迎えました。写真の選定や配置の作業には、調査隊員のみなさんにも協力していただきました。

映像・音声・カメラトラップの展示

  • 映像コーナー:大型モニターで、調査隊員が撮影した多摩の生きものの動画を放映しました。
  • 音声展示:隊員がスマートフォンで録音し、iNaturalistに投稿したセミ、カエル、野鳥の鳴き声を展示しました。会期後には、YouTube「東京生きものチャンネル」でも公開しています(下記)。
  • カメラトラップの展示:市内18か所に設置した自動撮影カメラでは3,000枚以上が撮影され、ホンドタヌキ、アライグマ、ニホンアナグマ、ハクビシンなど8種の哺乳類が記録されました。夜に活動する動物たちを、カメラとともに紹介しました。

会場で展示した鳴き声は、会期後にYouTubeで公開しました。

多摩市で聴く野鳥27種のコーラス

多摩市のセミしぐれ6種

多摩市の夜に響くカエル8種の大合唱

会期中の関連イベント

展示解説の様子
展示解説の様子
  • 展示解説(6月28日、7月5日、7月20日):学芸員と渡辺が会場を案内し、希望者にはiNaturalistの使い方も紹介しました。
  • 多摩市生きもの調査隊体験入隊(7月5日):iNaturalistの使い方を学んだあと、実際に外に出て生きものを記録しました。
  • 生きもの発見競争(7月21日):スマートフォンのアプリで、時間内に記録した生きものの数を競いました。子どもたちも大活躍でした。
  • 関連講演会(7月26日・27日):昆虫、哺乳類、植物、魚類、菌類の専門家とともに、渡辺も鳥類と調査隊の取りまとめについて講演しました。

講演会や体験入隊をきっかけに、新たに調査隊に加わってくださった方もいました。

おわりに

37日間の会期中には、1万人近い方にご来場いただきました。市民のみなさんが一件一件積み重ねてきた記録が、展示というかたちで多くの方の目にふれる機会となりました。ご来場いただいたみなさま、制作にご協力いただいた調査隊員のみなさま、パルテノン多摩のみなさま、ありがとうございました。

特別展「多摩市の生きもの大集合!~市民が調べた多摩市の生物多様性~」(パルテノン多摩公式サイト)

主催:パルテノン多摩共同事業体/後援:東京都環境局・多摩市・多摩市教育委員会/協力:多摩市環境政策課・株式会社バイオーム/企画制作協力:NPO東京生物多様性センター

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