カテゴリー: 活動報告

  • TAMAサスティナブル・アワード2025-2026 グッドライフスタイル部門を受賞しました

    TAMAサスティナブル・アワード2025-2026 グッドライフスタイル部門を受賞しました

    令和8年(2026年)2月28日(土)、パルテノン多摩市民ギャラリーで開かれた「多摩エコ・フェスタ」において、当センターが「TAMAサスティナブル・アワード2025-2026」グッドライフスタイル部門を受賞し、多摩市長から表彰を受けました。

    TAMAサスティナブル・アワードの横断幕の下で、NPO東京生物多様性センターが表彰を受ける様子
    多摩エコ・フェスタでの表彰式(2026年2月28日、パルテノン多摩)

    受賞の対象となった活動

    多摩市とともに立ち上げた「多摩市生きもの調査隊」の取り組みが評価されました。市民が主役となって身近な生きものを記録する調査で、2020年1月からの約5年11か月で、191名により2,047種・97,879件の観察情報が投稿され、特定外来生物の早期発見にもつながっています。

    この活動は、2017~2018年に実施した多摩市ツバメ調査から始まりました。ツバメ調査に参加した有志の「ツバメだけでなく、多摩市の自然をもっと知りたい」という思いから、2020年1月にスマホアプリiNaturalistを使った「多摩市生きものさがしプロジェクト」を開始。多摩川・大栗川・桜ヶ丘公園で毎月の定例調査を続けながら、市内の公園や緑地での観察記録を集めてきました。2024年4月からは多摩市と協働し、「多摩市生きもの調査隊」として市内全域に広げています。

    集まった記録のうち、複数の人によって種名が確かめられた記録は、国際的な生物多様性データベース(GBIF)にも格納され、保全や研究に長く活用されます。絶滅危惧種や特定外来生物の記録も含まれており、地域の自然を守るための基礎データとなっています。

    多摩市長から表彰状を受ける当センターの代表
    多摩市長からの表彰状の授与

    応募時の記録

    • 観察を投稿した人:191名
    • 記録された生きもの:2,047種
    • 観察情報:97,879件
    • 同定に協力した人:世界中から1,990名

    2020年1月から2025年11月21日までの記録(応募書類より)。

    ご協力いただいた皆さまへ

    今回の受賞は、日々観察を投稿してくださる調査隊の皆さま、種名の確認に協力してくださるiNaturalistの利用者の皆さま、そして調査をともに進めてくださっている多摩市のおかげです。心より御礼申し上げます。これからも、市民の皆さんと一緒に多摩市の自然を記録し、その豊かさを守る取り組みを続けていきます。

    関連リンク

  • 桜ヶ丘公園植物観察会に講師派遣しました(4月28日)

    多摩市の聖ケ丘コミュニティセンター「ひじり館」環境部会からの依頼で桜ヶ丘公園の野草観察会に講師(渡辺・井守の2名)を派遣しました。

    地元の方20名が参加しました。事前の下見で花が観察できる可能性のある100種の草木リストを作成して、資料として配布しました。当日はそのうち65種類を観察することができ、参加者は想像以上の花の種類の豊富さに驚いていました。

    また、セイヨウタンポポとカントウタンポポとの違いを観察したり、コナラ・菌根菌と共生するキンランについて説明したりしました。ひじり館への帰り道には、普段さっさと通り過ぎてしまうバス通りの植え込みの間に咲くクゲヌマランの可憐な花を観察したり。皆さんが散策をする時に、花との楽しい出会いが一つでも増えてくれたら嬉しい限りです。

    キンラン
    園内で優占するカントウタンポポ
    セリバヒエンソウ
    カントウカンアオイ
  • 多摩市生きもの調査隊発足!

    2024年4月1日より多摩市とNPO東京生物多様性センターが協働で「多摩市生きもの調査隊」を立ち上げました。iNaturalistのプロジェクト機能を活用して、市民の皆様と一緒に、多摩市内の生きものの分布状況を調査します。

    4月27日に関戸公民館でキックオフイベントを開催しました。多摩市の環境部長による挨拶と趣旨説明の後、当センターのスタッフとボランティアがiNaturalistのアカウント開設や使い方について調査隊員に説明をしました。

    その後、いざ実習ということで多摩川の一ノ宮公園に移動。隊員は大人も子供さん達も熱心に写真を撮り、スマホを使って花や昆虫、野鳥の写真や音声をアップロードしました。実習の時間だけで19名の調査隊員が258件の観察を投稿し100種(調査時点)が記録されました。多摩川の生きものの多様さに驚きの声があがりました。

    当日の多摩川一ノ宮公園でiNaturalistに投稿された結果はこちら。

    これから調査隊員は市内のそれぞれのフィールドでiNaturalistを使って調査結果を投稿します。どんな生きものが投稿されるでしょうか。楽しみです。最新状況はリアルタイムで多摩市生きもの調査隊のサイトで見ることができます。この結果は解析の上、多摩市の環境施策へ反映するための基礎情報となる予定です。

  • 多摩市生きものさがしプロジェクトについて

    NPO東京生物多様性センターでは、多摩市を含む東京の生きもの情報を、スマホアプリiNaturalistを使って集めています。

     「多摩市生きものさがし」プロジェクトは、市内の自然について市民科学の力で解き明かすことを目的としています。自然観察を楽しみながら、スマホを使って気軽にプロジェクトに参加してみませんか?

     →iNaturalist上の多摩市生きものさがしへ情報投稿の仕方

  • ワールド・ビー・デイとニホンミツバチプロジェクト

    5月20日は国連ワールド・ビー・デイです
    近代養蜂の先駆者といわれるスロベニア人のアントン・ヤンシャ(Anton Jansa)の誕生日である5月20日を記念して2018年に国連がワールド・ビー・デイに定めたそうです。
    意識されていませんが、ミツバチの恩恵はハチミツだけではありません。ミツバチを始めとする花粉媒介者は我々の生活にとってとてつもなく重要です。例えば、世界に花粉媒介者がもしいなかったなら、イチゴ、リンゴ、ブルーベリー、サクランボ、アーモンド、ココア、コーヒーなど、私たちが大好きな食べ物はなくなってしまいます。その経済価値は、日本においてだけさえ、年間4,731億円と算出されています(農業環境技術研究所算出)。うち7割がニホンミツバチを含む野生昆虫の効果とされています。

    NPO東京生物多様性センターでは、生態系の中で送粉などの重要な役割を果たす日本在来のニホンミツバチを増やす試みにチャレンジしています。 今年3月下旬から4月上旬にかけて八王子市と日野市の地域住民や事業者の方の協力を得て、6カ所に9箱の巣箱を設置しました。これらの巣箱の管理と調査を継続して実施していきます。巣箱が利用されて地域産の蜂蜜が楽しめる日が来ると良いのですが。

  • 世界湿地の日フィールドセミナー開催しました!

    東京で唯一のラムサール条約湿地である葛西海浜公園の素晴らしさを学ぶための世界湿地の日フィールドセミナーを2月1日に実施しました。

    葛西海浜公園がラムサール条約湿地の登録基準ともなったスズガモやカンムリカイツブリをはじめ、48種もの鳥が観察でき、東京の中でも重要な生物多様性のホットスポットであると実感できました。

    イベントの最後に、日本野鳥の会東京幹事の井守さんより葛西海浜公園がラムサール条約湿地に登録されるまでの経緯、当センター代表の渡辺よりラムサール条約と世界湿地の日のショートセミナーも開催れました。

    このイベントは、世界湿地の日のラムサール条約の特設ウェブサイトにも報告されました。

    佐藤哲郎さんが撮影した写真もリアルタイムでアップロードされ参加者で共有されました。

    スズガモ
    カンムリカイツブリ