2026年11月1日(日)、多摩市の大栗川で「特定外来生物アレチウリ駆除大作戦~たまネイチャーポジティブスタディーイベント~」が開催され、当センターからも1名が参加しました。主催は、大栗川で毎月の清掃活動を続けている「よみがえれ、大栗川を楽しむ会」と多摩市です。会場は大栗川の宝蔵橋上流。市にとってもアレチウリの駆除は初めての取り組みです。

川を伝って広がるアレチウリ
アレチウリは北アメリカ原産のウリ科のつる植物で、外来生物法の特定外来生物に指定されています。河原などの日当たりのよい場所で一面に広がり、ヨシなどの在来の植物を覆って倒してしまいます。かつて多摩川では、ツバメの集団ねぐらとなっていたヨシ原がアレチウリに覆われ、ツバメがいなくなってしまったこともありました。
トゲのある果実の中には種子がたくさん入っていて、川の水に運ばれて下流に流れ着き、そこでまた芽を出して増えていきます。一方で、アレチウリは一年草なので、種子を散らせないようにすれば確実に減らしていくことができます。上流から駆除していくことが大切です。

事前の駆除のあとにも残っていた株
実は、イベントの前の10月初旬に、河川管理者の東京都による駆除が行われていました。そのため、当初予定していた場所ではアレチウリがほとんど見られなくなっていましたが、会場となった宝蔵橋上流の区間をよく探すと、取り残された株や、駆除のあとに新たに芽生えた株が数多く見つかりました。
秋に芽生えた株は、冬が来る前に小さいまま花を咲かせ、実をつけます。中には種子が熟して、まさに散布される直前の株もありました。種子をこぼさないよう慎重に扱いながら、参加者のみなさんで根元から一株ずつ引き抜いていきました。特定外来生物は生きたまま運ぶことが法律で禁じられているため、抜いた株は専用の袋にまとめています。




7袋・12kgを駆除
この日駆除したアレチウリは7袋、約12kg(手ばかりでの推定)になりました。あわせて、河原に流れ着いたごみの清掃も行いました。
東京都による一斉の駆除で大部分を取り除いたあとに、残った株を種子が散る直前に地域のみなさんで取り除けたことには、大きな効果があったと考えています。今後は、東京都・多摩市と、地域で活動する団体などが連携し、駆除の時期や方法を組み合わせていくことで、さらに効果的な対策につなげていけるのではないでしょうか。
よみがえれ、大栗川を楽しむ会のみなさん、多摩市環境政策課のみなさん、ご参加のみなさん、お疲れさまでした。


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