ワールド・ビー・デイとニホンミツバチプロジェクト

2020年5月21日

5月20日は国連ワールド・ビー・デイです
近代養蜂の先駆者といわれるスロベニア人のアントン・ヤンシャ(Anton Jansa)の誕生日である5月20日を記念して2018年に国連がワールド・ビー・デイに定めたそうです。
意識されていませんが、ミツバチの恩恵はハチミツだけではありません。ミツバチを始めとする花粉媒介者は我々の生活にとってとてつもなく重要です。例えば、世界に花粉媒介者がもしいなかったなら、イチゴ、リンゴ、ブルーベリー、サクランボ、アーモンド、ココア、コーヒーなど、私たちが大好きな食べ物はなくなってしまいます。その経済価値は、日本においてだけさえ、年間4,731億円と算出されています(農業環境技術研究所算出)。うち7割がニホンミツバチを含む野生昆虫の効果とされています。

NPO東京生物多様性センターでは、生態系の中で送粉などの重要な役割を果たす日本在来のニホンミツバチを増やす試みにチャレンジしています。 今年3月下旬から4月上旬にかけて八王子市と日野市の地域住民や事業者の方の協力を得て、6カ所に9箱の巣箱を設置しました。これらの巣箱の管理と調査を継続して実施していきます。巣箱が利用されて地域産の蜂蜜が楽しめる日が来ると良いのですが。

活動報告

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